光BBユニットの恩恵を受けるためのDMZ設定(備忘録)

PC周辺

どうも、家電の実性能を最大限発揮させないと気が済まないGokazooです。

今回、ソフトバンク光×光BBユニット×市販ルーターの活用方法や設定手順を解説します。

  • 回線がVDSL方式で週末や夜にネットがまともに使えなくてイライラする
  • 高性能ルーターを買ったのに、パフォーマンスがイマイチ
  • 光BBユニットと繋げると挙動がおかしくなって、ネットに接続できない

とお困りな人にオススメできる内容です。

筆者も上記の悩みを全部経験し、回線工事や引っ越しも叶わず、快適なネット生活を諦めていました。

しかし、量販店販売員の時に、ネットやルーターについて学び、ネット記事などを参考に試行錯誤し、遂に筆者の環境でも不満なく使えるシステムを構築できました。

このシステムを導入して5年以上経ちましたが、在宅者が増える状況でも15台以上接続しても家族も含め不満を出すことなくネットを使うことが出来ました

先日、ルーター入替の際、詳細を忘れ設定に苦戦した反省を踏まえ、未来の自分のためにも、システムの設定や注意点を書き残すことにしました。

筆者と似た状況に置かれている人は多くないでしょうが、

  • 既にソフトバンク光に加入して「ipv6高速ハイブリッド」も付いている
  • 光回線業者の乗換程度の手間なら惜しくない

という状況や考えであれば、試す価値は十分あります。

実際に設定して安定した構成を、以下に備忘録としてまとめます。

自宅環境

いきなり設定から始めても理解しづらいので、筆者のネット環境を示します。

  • 契約回線:ソフトバンク光(以降、SB光)マンションタイプ、オプション「ipv6高速ハイブリッド」付
  • 配線方式:VDSL方式
  • 使用環境:4LDK(鉄筋コンクリート)
  • 使用台数:常時6〜8台、最大15台(3〜5人)
  • 使用機器:TP-Link Archer GXE75 & Archer AX3000 2台(メッシュ構築)

ひと言でまとめると、「SB光」回線で「光BBユニット」をレンタルし、「TP-Linkのゲーミングルーター」をメッシュ運用しています。

ボトルネック(低速要因)

筆者のネット環境を蝕む低速化要因は3つあります。

①固定回線の弱体化

→回線がマンションタイプの為、同一回線を複数世帯で分配せざるを得ません。

結果、年末年始やお盆、週末など在宅者増加によって速度や安定性が左右されます。

…酷い時はモバイル通信の方が速いこともありました。

②貧弱な転送能力

VDSL方式の為、上り30Mbps程度・下り最大100Mbpsと光方式の10分の1以下です。

このご時世に光→電気→デジタルと非常に効率の悪い信号変換と転送を行っています。

そして、マンションタイプのデバフ効果と負の相乗効果を存分に発揮し、より低速で不安定な状況に追い込んでくれます。

③増加する接続台数

低速で貧弱な回線状況に追い打ちをかけるのが、接続デバイスの増加です。

自宅では常時6〜8台が稼働し、最大だと15台まで膨れ上がります。

また、ゲームや動画視聴など通信量も軽くない事が多く、キツイ時は接続調整する事も度々ありました。

問題点から、「ホームタイプの回線を引き込めば?」と考えた方もいると思います。

正直な話、自分も面倒な設定に二重NAPTなどの不安定要素を抱え込むくらいなら、断然そちらの方が良かったのですが…

無念な事に、回線環境の残された改善策は現状引っ越す他に無さそうでした。

SB光×光BBユニット×市販ルーター

回線の改善が叶わないなら引っ越してやる!…なんて筆者には現実的な話ではありません。

そこで色々調べて、SB光×光BBユニット×市販ルーターの組み合わせに活路を求めました。

この案は速度は割り切って、安定性向上による通信品質の改善を試みるものです。

結論から言えば、予想通り通信速度に大きな変化は出ませんでしたが、目論見通り、日時に影響されず、稼働台数増加・大容量通信にダウンせず通信にイライラすることはメッキリ減りました

  • SB光のipv6ハイブリッドで、マンションタイプ×VDSL方式のデバフ効果を緩和させる
  • 高性能な市販ルーターで、高負荷環境でもサクサク処理して快適性を向上させる

この2つの効果を狙い、結果として成果を実感できました。

ただ、この手法は単純にSB光と契約し、光BBユニットをレンタルし、高性能ルーターを設置すれば完成するものではありません。

正しい設定を正しい手順で踏んでいかないと、大体躓きます。(筆者も躓きました。)

構成の弱点とDMZ機能

SB光×光BBユニット×市販ルーターという構成に至った筆者の見立てを解説します。

まずマンションタイプ×VDSL方式によるデバフ効果を「ipv6ハイブリッド」で緩和できないか考えました。

「ipv6ハイブリッド」にはSB光の「ipv6高速ハイブリッド」の他に、「V6+」・「V6コネクト」・「transix」などがあります。

調べた結果、SB光の「ipv6高速ハイブリッド」なら、VDSL方式でも通じる可能性が高いと判断しました。

なお、理論などは専門家でもないので、筆者から語るのは控えておきます。

次に、接続する台数と電波範囲の向上を求めて、高性能な市販ルーターを導入することにしました。

SB光で「ipv6高速ハイブリッド」を使うのに不可欠な光BBユニットに無線ルーターの機能が付属するのは知ってます。

Ver2.4でWi-Fi6に対応し、性能も向上したと言われていますが、筆者の環境では負荷に耐えられないという確信がありました。

しかし、「ipv6高速ハイブリッド」が機能しなくなる為、性能不足とわかっていても、光BBユニットは組み込むしかありません。

では、購入した高性能ルーターは光BBユニットの後に繋げば良いのでしょうか?

…残念ながら、それでは二重ルーターになってしまい、余計に支障が出る可能性が高いです。

であれば、市販のルーターをアンテナ機能だけ動作させるアクセスポイントにすることで、二重ルーターを回避できます。

ただ、この手法だと、二重状態を回避できても光BBユニットが処理している為、市販のルーターを買う意味が大きく減少します。

とはいえ、光BBユニットには無線機能をoffにできても、ルーター機能を停止させることは出来ません。

恐ろしいことに、必要な機器が新たなるボトルネックに成りかねないというジレンマに挟まれました。

ここまで来て諦め切れなかった筆者は、光BBユニットの設定項目にあるDMZ機能で突破することにしました。

まとめると、デバフ緩和の為に光BBユニットは不可欠ですが、性能面で不安があるので、DMZ機能で市販のルーターと併用運用できるように設定したということです。

以下に筆者の設定手順を記載します。

光BBユニットまでの設定

SB光に加入し、「ipv6高速ハイブリッド」も付けて、光BBユニットをレンタルする

NTTのモデムに電話線とモジュラーケーブルを繋げる

モデムと光BBユニットをLANケーブル(※)で指定ポート(BBユニットはグレー)に接続する

※LANケーブルは付属のものではなくCAT6以上を推奨

光BBユニットの設定画面に入ります(以下にURL)

http://172.16.255.254 (※)

※初期設定未変更なら ID:user PASS:user セキリュティの観点から変更推奨

①無線LAN機能のoff

→市販ルーターとの混線回避や負担軽減の観点から、不要な機能は停止させます。

  1. 「くわしい設定」の「Wi-Fi(無線LAN)の設定」をクリック
  2. 左側の項目より「Wi-Fi(無線LAN)機能停止設定」をクリック
  3. 「Wi-Fi(無線LAN)機能を停止する」をクリックし、「設定を保存する」をクリック
  4. 「再起動」をクリック

面倒くさいけど、再起動しないと変更されない仕様だったはずなので、都度頑張りましょう。

②NGNネットワークフィルタ設定の無効化

→NTTのホームゲートウェイありきの初期設定っぽいのですが、有効だとipv6接続で悪さするのでチェンジします。(理屈や仕組みはよくわかりません)

  1. 「くわしい設定」の「ルーター機能の設定」をクリック
  2. 左側の項目より「パケットフィルタ設定」をクリック
  3. 「NGNネットワークフィルタ設定」の無効をクリック
  4. 「設定を保存する」をクリック
  5. 「再起動」をクリック

セキュリティ上、ipv6フィルターを無くす危険な設定かと思いましたが、どうにもただの判別機能らしく、無効の方がむしろセキュリティが高いかもしれません…

筆者には説明できませんが、確実に言えるのはTP-Linkのルーターで設定するとipv6が弾かれて話にならないということだけです。

DMZ機能で転送先IPアドレスを指定する

DMZとは、指定先に受け取った情報を丸ごと転送する高度機能で、今回は後続の市販のルーターに光BBユニットの通信情報を流すために設定します。

  1. 「くわしい設定」の「ルーター機能の設定」をクリック
  2. 左側の項目より「DMZ設定」をクリック
  3. DMZ機能」の「有効」をクリック
  4. 「IPアドレス」の最後3桁を002〜254のいずれかで任意指定する
  5. 「設定を保存する」をクリック
  6. 「再起動」をクリック

ここまでが光BBユニットの事前設定です。

皆さんは大丈夫だと思いますが、案内した項目は変更されているか、再度確認することを推奨しておきます。

市販ルーターの設定(TP-Link)

光BBユニットの青ポートとルーターのWANポートをLANケーブル(CAT6以上)で接続し、ルーターの電源を入れる。

スマホかパソコンで無線をキャッチし、設置画面に入る(以下にURL)

Trying to configure the Router? | TP-Link

ルーターのログインする為のIDとPASSを設定・入力

ルーターの初期設定

  • 接続タイプ:静的IP
  • IPアドレス:光BBユニットのDMZで指定した192.168.3.XXX
  • サブネットマスク:255.255.255.0
  • デフォルトゲートウェイ:192.168.3.1
  • プライマリDNS:8.8.8.8
  • セカンダリDNS:218.176.253.65
  • ipv6接続タイプ:パススルー

https://test-ipv6.com/index.html.ja_JP ipv6が通っているかの確認判定

BBIX公式サイトの接続確認ページ 一応、こちらも良ければ

https://fast.com/ja 意味は薄いと思いますが、スピードチェック

https://www.speedguide.net/analyzer.php MTU確認用

まとめ

SB光×光BBユニット×市販ルーターの設定方法でした。

再現性のある日時で使用してみて、遅延が減ったなら成功です。

ネットが快適でないとストレスを感じやすくなったこの時代で、枷を外せないシステムは悪です

しかし、現実問題として、様々な要因で諦めて受け入れなければならない状況もあると思います。

本記事がそんな状況に置かれている方々の助けになれていれば、とても嬉しいです。

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